iPhone8で海中を撮影してはいけません!
【お詫び】海中での撮影が可能であるとの記事を書きましたが、
二回目の海中撮影でiPhone8はご臨終になりました。
起動できなくなり、アップルストアで調べてもらうと中に浸水の跡があり赤いサビまで浮いてました。
以下の記事を参考に海中を撮影してしまった方は直ぐにアップルストアでiPhone8の中をチェックしてもらってください。
防水性能は一年もすると落ちるようです。一度目の海中撮影時は新品から3ヶ月後くらい、二回目は11ヶ月後です。シール部分の防水性能が落ちたのは経時劣化したからと推定します。
ーー 以下の記事は参考にしないでください ーー あくまでも悪い例です。
iPhone 8 で海中撮影しました(笑)石垣島で美しすぎる海におもいがけず出会い、迷わずアイフォーン8で浅瀬に潜り撮影しました。iPhone8は防水を売りにしているしお風呂レベルでは水がかかる状況で使用していたので問題ないはず、と海中に入れたのでした。
結果として今も問題なくiPhone8は使用できています。
では、iPhone8の海中撮影の体験と、気がついた注意点をご紹介します!
【注意】アップルは液体による損傷は保証外と明言していますので自己責任で海中撮影願います。
撮影したのは下の写真のビーチです。思わず海中を撮りたくなった気持ち分かってくれますよね(笑)
iPhone8防水性能の基本情報
防塵防水レベル:IP67
水深:1m
時間:最大30分
注意:防沫、耐水、防塵性能は永続的には保証されない。
*内部のゴムパッキンが経年劣化すると性能が低下する。
保証についてアップルの公式サイトでの説明を以下引用します。
iPhone 8とiPhone 8 Plusは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています(最大水深1メートルで最大30分間)。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。
引用元:アップル
IP67の防塵防水とは?
IPはInternational Protectionの略です。電気機械器具の外郭(カバー)の防塵(ぼうじん:ホコリやゴミに対する耐性)と防水(ぼうすい:水に対する耐性)を表します。
三桁目の6は防塵性能が6段階の最高レベルで有ることを表し、四桁目の7は防水性能が8段階の7レベルのほぼ最高レベルであることを示します。
iPhone8の電気機器としての防塵防水性能はほぼMAXと言って良いでしょう。
裸のiPhone8で撮影した水中の映像
さっそく、裸のiPhone8で撮影した動画を御覧ください。美しい石垣島の海中の雰囲気が垣間見れます。
石垣島の巻き貝ビーチでの撮影です。道路脇に車を駐車してヤブの道を5分くらい歩いてたどり着ける準シークレットビーチです。
こんな道?けもの道?を下っていきます。
iPhone8で懐中撮影する際の準備
1. 水が入るような割れや傷がないか外観を確認
iPhoneを外側からよく見てください。ガラス面のヒビや割れ、サイド面の落とした時の凹み無いか確認です。
もし、傷があるようなら耐水性能が低下している可能性ありますので海中撮影は止めましょう。
2. 指でホールドできるホルダ付きのカバーを準備
海中で泳ぎながら使用するので手から滑って落とす可能性大です。海中では落とすと拾うことが困難です。
手でホールドできるタイプのカバー、ストラップを通して紐で腕につなぐ、落とす可能性が高いこと前提に準備しましょう。
百均で買ったカバーでもしっかりホールドしてくれましたよ。
3. 撮影場所の状況をカメラは持たずに確認
いきなりカメラを持って海に入ってはいけません! 先ず、カメラ無しで泳ぎ海中を確認してください。
スマホを落としても拾いに潜れる深さか?
深すぎて落とすと拾いに行けない場所では無理です。岩やサンゴが多すぎても拾いに行くのは危険です。
波が強すぎないか?
片手でも泳げるくらいに凪いでいないと危険です。
iPhoneを海中に落としてしまうことを前提に海の状況を確認しましょう。基本は波の少ない浅瀬での海中撮影に留めておきましょう。
危険そうなら海中撮影は諦めましょう。
4. 水中メガネ
競泳タイプの水中メガネでも撮影は可能です。私はいつも持ち歩いている目だけを覆う水中メガネで泳ぎ、息継ぎは顔を水面に出して撮影しました。
可能ならシュノーケルと鼻まで覆うマスクタイプが最適です。顔を上げずに撮影を続けることができるからです。
もし何もなければ水中メガネ無しでも大丈夫です。裸眼では海中はよく見えませんが、海から上がってからカメラの映像ではくっきりと写っているので、撮影の楽しみは膨らみます(笑)。
iPhone8の撮影ボタンは音量調整ボタンを使う
タッチスクリーンとホームボタンは水に濡れると反応しません。
画面での操作はできなくなります。物理的なボタンしか反応してくれません。
撮影時は音量ボタンを押して撮影します。
写真撮影でもビデオ撮影でも同じです。
タッチスクリーンは完全に水に濡れていると反応しませんが、水滴が付いてる状態だと画面を触ると意図していない部分を触ったと誤認識することが有ります。水に濡れた状態では画面は触らないほうが良いです。
海中での操作はiPhoneを落とす可能性が高まるので、シャッターを気にする必要のないビデオ動画撮影モードがおすすめです。ボタンを押して撮影開始してから潜りましょう。動画から写真に切り抜いても写真は十分に綺麗です。
iPhone8で海中撮影したあとは真水で洗う
海水は塩分が含まれているので、塩による接触不良やサビが起きる可能性があります。
海から上がったら直ぐに真水で洗ってください。水道が近くになければミネラルウォーターでも湧き水でも構いません。乾いてしまうと塩分がメタル部分に付着して取れにくくなります。
充電用のライトニングコネクタとスピーカとマイク部分は特に念入りに。可動する音量調整ボタン、ホームボタン、電源ボタンも真水をしっかり中まで通す気持ちでよく洗いましょう。
しっかり真水で洗えていないとどうなる?
私の場合、ペットボトルの真水で直ぐに洗ったのですが、、、
一日後に電話相手の声がヒビが入ったようなビビリ音になってしまいました。塩がスピーカの隙間に入って固まってしまったと推定します。
これはヤバイ!と冷や汗かきました。
水没させてしっかりと塩を流す。
しっかり塩分を落とすにはどうすれば?と考え真水に浸けることにしました。
*浸ける前には電源を念のために切りましょう。海中撮影しているので今更ですが念のため(笑)
鍋にアイフォンが浸る深さまで水を張って30分間放置です。
海中撮影時は撮影したくて仕方がなくて不安なくドキドキしなかったのに、今回は水が内部に侵入しないか心配でドキドキです。
放置後に水道水でしっかりと丁寧に流すと塩がしっかりと流れてビビリ音は消えました。
iPhone8の充電再開は最低でも数時間
充電は完全に乾いてから行ってください。
最低でも2時間は経過してからにしましょう。
水分が付着した状態で充電すると水で電気のプラスとマイナスがショート(短絡)して火花が出てiPhoneを壊す可能性が有ります。
おわりに
追記:私のiPhone8は2回目の海中撮影で浸水してご臨終になりました。iPhone8での海中撮影はオススメしません。
iPhone8しか持っていなくて、防水カバーも持っていなくて、でも美しすぎる海に出会ってしまって、海中撮影したくなって、試してしまった体験談でした。
もし、どうしても裸のiPhone8で水中撮影することになったときのために注意点を覚えておいておくと役に立ちます。iPhone7以降の機種であれば同様に海中撮影はできるはずです。
しかし、事前に海中撮影をすると決めているなら、水中カメラやスマホ用の水中カバーを準備していくことをおすすめします(笑)
【注意】全ては自己責任です。海中撮影はiPhoneが水の侵入で壊れる、海中に消えていく、保証が効かなくなる、等々のリスクがあります。